2009年 09月 30日
オリガ・モリソヴナをご存知?
良きアドバイザーであります。
もちろん書評は良く書かれており、あれもこれも読んでみたいと思う
ご本ばかりでゴザイマスが、如何せん財布の中身が心もとない。
その中にあっても今回購入した本
米原万里著 「オリガ・モリソヴナの反語法」(集英社文庫)
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」(角川文庫)
「打ちのめされるすごい本」(文春文庫)
この3冊は、良い良いと伺ってはおりましたが、
今日まで手に取ることもなく、何となくそのままになっておりました。
米原さんをすでにご存知の方には、『今さらなにを』とお叱りを受けそうですが
ロシア語通訳者にして、名エッセイスト、小説家に書評も手がける御仁で、
愛犬家としても広く世間に知れ渡っておりました。
2006年にこの世を去られた時には、随分と惜しまれたものでゴザイマス。
さて、最初に読み始めたのが 「オリガ・・・・」
コチラは小説ですが、最初の見開きに
「オリガ・モリソヴナという教師はプラハ・ソビエト学校に実存しましたが、この
物語はすべてフィクションであり、実存の人物・団体とは一切関係ありません。」
との但し書きがわざわざあるところを見ると、
ど~もこの人物をモデルにしたに違いないと、
ワタシャ確信にも近い思いを抱いたのでゴザイマス。
何せ、バレエ教師の毒舌たるや、まさに経験済みのワタクシとしては
本場ロシアに居なくて何処に居るーーーーーーッて思うザマス!!!
まだ読み出して数ページですけど、オリガ女史の姿風貌、罵詈雑言!?
語彙の豊富さ・・・しいて申せば、悪態の限りを尽くすって感じでしょうか、
まさに昔の記憶と相まって、稽古場の風景が目に浮かぶようでゴザイマス×××
教えは厳しく容赦はないけれど、結果、拍手喝采の舞台を作り上げる人
オリガ・モリソヴナ
やっぱ芸術は、良い人では務まらないよネェ~って、
再び自分のいい様に解釈して、本日の締めくくりとさせていただきます。
by buono-club
| 2009-09-30 12:05